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仙台で食べ物に困っている方に届けたい。~フードバンク仙台 インタビュー~

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こんにちは、イートマップ仙台のまーぼーです。

この度、仙台市でボランティア活動をしている「フードバンク仙台」小椋 亘(おぐら わたる)さんと対談する機会をいただき、仙台市で経済難の方々を対象に食料を無償で提供する「フードバンク仙台」の活動内容について取材させていただきました。

取材の中で、新型コロナウイルスの流行後、収入がなく苦しい状況の方々が増えてきている現状を知りました。

「フードバンク仙台」小椋 亘(おぐら わたる)さん

プロフィール
小椋 亘(おぐら わたる)
1982年仙台市生まれ、仙台市育ち。
CILたすけっとに所属し、県内初の障がい種別を越えたネットワーク「みやぎアピール大行動」や「被災地障がい者センターみやぎ」、2016年4月施行の仙台市障害者差別禁止条例の制定運動団体「条例の会仙台」の事務局を担当。障がいのある人もない人も共に生きる活動に携わる。
2017年4月から、フードバンク活動に携わる。
2020年5月〜「フードバンク仙台」を設立し代表に就任。

フードバンク仙台を始めた経緯について

なぜフードバンク仙台を始めようと思ったのですか?
まーぼー
小椋さん
一方で食べるものが捨てられていて、一方で食べられない人がいる。なおかつコロナウイルスの影響で、食べられない方がたくさんいらっしゃる。
その中で、私たちは個人や企業、行政の方などから食料品を寄贈していただいて、それを食べられない人に無償提供する「フードバンク」という活動をしています。

自身はフードバンクに携わるのが今年で4年目。それまでは、他のフードバンク団体で常勤として働いていました。

フードバンク活動はどこの団体も一緒なんですが、無償でいただいて無償で提供しているので収益が1円もない。なないどころか、SOSが増えれば増えるほど輸送料などのお金がかかってくる。以前にいたフードバンク団体も、財政的に厳しくなり、3月末に解雇された。

そのあと、何をしようか、と考えていた時に、コロナが流行し、外出自粛となり失業者も増えてきている状況のなかで、今やらないでいつやる!と言う事で、一念発起。5月7日に皆さんに集まってもらい、5月22日からSOSの受付を開始して、5月25日から毎週月木金に活動することにしました。

小椋さんがフードバンクを行うきっかけはなんですか?
まーぼー
小椋さん
以前在籍していたフードバンク団体の理事から声をかけていただいて、一緒にやりませんかって言うことで入りました。
それまでは障害のある方もない方も共に生きる社会づくりの活動をしていたのですが、分野が違っても、切口が違うだけで活動内容は変わらない。より広い方々のサポートができれば、と思ったことがきっかけです。
活動を始めて、どれくらい支援をされているのでしょうか?
まーぼー
小椋さん
6月末までで217世帯、延べ人数で515人に食料をお届けしています。
毎活動日、午前中に食糧セットを作り、午後に配達しています。
お電話やメールやGoogleフォームを使って申請があり、その都度申請をいただき、お届けしています。
1回に、1人が1週間分食べられる量をパッケージにしてそれをお届けしています。
3人家族であれば3人分。

後ろに置いてある段ボールもそうなんですけれど。

段ボールを見せてくれる小椋さん

段ボールを見せてくれる小椋さん

小椋さん
この事務所も、この活動に賛同してくれた方が無償で貸して下さっています。
これは、個人に直接届けているんですか?
まーぼー
小椋さん
そうですね。フードバンク仙台は、個人と支援団体に食糧を提供してますが、特に個人への配達を大事にしています。

フードバンクは今、全国で130位ありますが、個人宅にお届けしているフードバンクは少ないです。

個人の方へお届けする食材の内容は、その方になるべく合わせたものにしています。例えばお子さんのいる家庭や、アレルギーのある方、電気ガス水道や調理器具があるかなども聞いた上で、その方の状況に合わせて食べ物をお届けしています。

今はマスクも必需品ですので、家族人数分のマスクも同封してお届けしています。

中には食品の他、布マスクも

中には食品の他、布マスクも

なぜ個人に直接届けようと考えたのですか?
まーぼー
小椋さん
各種相談機関を通して食糧支援を受けることもあります。ただ、中には相談機関に食べ物が無いと相談したが、フードバンクに繋いでもらえなかった。断られた。という声も届きます。そこには、相談機関との関係性だったり、対応の仕方だったり、本人の障害や特性など様々な事情があるのだと思いますが、いずれにしても今、食べ物が無くて困っているなら私たちはお届けします。例えばですが、金銭管理が苦手、ギャンブル依存、アルコール依存、人間関係の問題などの本人の生きにくさがある際は、それは別な方法(食べ物を提供しないという方法ではなく)カウンセリングや話しを聞いたり、医療機関に繋いだり、地域の居場所を作ったり、する必要があると考えています。つまり食べ物を提供しないという対応や注意指導だけでは、何も解決しないのです。注意指導すると本人も嫌な思いをして、あの人にはそういうことを話したくないとなってしまうと、そこで話が止まってしまう。相談機関も、フードバンクを上手く活用していただき、食べ物を相談者といい信頼関係を築く為のツールとしても役立てて欲しいと考えています。実際に、食べ物をツールに良い関係性ができるケースが多いです。

食べ物がなくて困っている人を困らないようにするために、ダイレクトにSOSを受けとり、食べるものがなくて困っていると言うことであればお届けをします

支援対象者は、仙台市在住の方で生活保護を受けていない方としています。
今までは制度の間狭間でギリギリ頑張ってきたけれども、もう限界だそういう人など、より困っている方々を優先的にお届けしていきたいと考えています

団体の人数はどれくらいいるのですか?
まーぼー

小椋さん
事務局は私含めて4人。
ボランティアさんは今20名位います。
ボランティアの皆さんはマスコミやメディアでの報道を見て問い合わせをしてくださって賛同して、協力してくれています。
自分で何かできる事はありますかと言うかたちで。
ボランティアさんは、年齢は様々で、ご年配の方や主婦や学生さんなど。
このチラシもボランティアとして参加してくれているプロのデザイナーさんが作ってくれたものなんです。

支援の協力を募るチラシ

支援の協力を募るチラシ

このチラシはどこでどこに配布しているんですか?
まーぼー
小椋さん
いくつかの福祉団体や、宮城NPOプラザなどですが、できたばかりなので、まだまわれていない状況です。
今後は学校や役所などに置いてもらいたいと考えています。
食料や寄付金はどれくらい集まっていますか?
まーぼー
小椋さん
今、寄付金は沢山の方々からいただいております。とは言え、まだまだ有給スタッフを置ける状況ではなく、全員が無給ボランティアで活動しています。
食料品も、沢山の方々から寄付いただいておりますが、SOSが多く、多い日だと1日で75人にお届けすることもあり、SOSに応える為には食べ物はもっともっと必要な状況です。
今後は、広報をいかにしていくかというのがポイントだと思っています。このチラシもつい最近出来上がったものなので、このチラシを各所に配布することによって、もしかしたら食べ物を必要としている人たちに情報が届き、もっとSOSの数が増えるのではないかと考えています。

小椋さんはこのほかに何か活動はされていますか?
まーぼー

小椋さん
今は無職で、フードバンク活動をやっている状態です。
私はこれで1円ももらっていないですし、もらうつもりもないです。
この前、ある高校で講演をした際に、給料はどうしているんですかと言う質問があり、無職なんですと言ったら、ヤベェじゃんそれ、と言われてしまったんですけれどね。

無償性の活動で、給料をもらったら、直ぐにお金が無くなってしまいます。皆さまからいただいた寄付金は、食べ物に困っている方々へ配る食品購入費や活動費に使います。その為に、家賃や倉庫も無償で提供していただくなどの工夫をしています。

今後の取り組みとしてはどのようなことを考えていますか?
まーぼー
小椋さん
より多くの必要としている方に食べ物を提供できる体制づくりと、活動が継続できる様々な方法を考えています。事務所の近くにある聖ドミニコ修道院の一部を食糧倉庫として借りることができたので、今までは企業様からたくさんの食料品の寄贈のお話をいただいた際に、置き場所がないためお断りしていたんですが、それをたくさん受け入れることによって、より多くの方々に食べ物を提供できる体制になると考えています。

また、支援団体の子供食堂さんに食料を取りに来てもらい、各支援団体さんにも多くの食べ物を提供できる体制を一刻も早く作りたいと考えています。

SOSに対して、提供できる量の食料在庫がない時は寄付金を使って食品を買ってお届けしていますが、食料品を自分たちで買うとせっかくの寄付金も直ぐになくなってしまうので、できる限り皆さまからの寄付でいただいた食料品で活動していきたいと考えています。

もし、ご家庭や企業さまで、賞味期限が切れる前の提供いただける食料品がございましたら、ぜひ寄付していただけると幸いです。

保管庫となっている一室

保管庫となっている一室

自分たちで食料を購入すると、お金はいくらあってもたりないですから、自宅や会社で余っている食料があればどんどん寄付していきたいです。食べ物を捨てる前に、必要としている人に届けることができたならフードロス削減にもなり、ボランティアにもなる。
このことにひとりでも多く賛同・協力してくれると嬉しいですね。

本日はありがとうございました。

まーぼー
小椋さん
ありがとうございました。

 

フードバンク仙台へ食品・活動費寄付のご協力をお願いします

宮城・仙台にも様々な事情で食べ物に恵まれない人がいます。ひとりでも多くの子どもやお母さん、食べ物を必要としている方へお届けするために、あたたかいご支援・ご協力をお願いします。

活動費の寄付

寄付金は、食料品を送る配送料、食料品の購入、生活困窮者支援に係る活動や運営費などに役立たせていただきます。

食品の寄付

賞味期限が残っている常温保存可能な食品全般を募集しています。事務所にお持ちいただくか、宅配便などでお送り願います。なお、送料は送り主様のご負担をお願いしております。

ご寄付いただきたい食品例
お米、レトルト食品、缶詰、お菓子、調味料、災害備蓄品など
ご不明な点はお問い合わせください。

ボランティアの募集

共に活動する仲間を募集しています。活動内容は、食品の整理や回収運搬、配達、データ入力、相談対応、事務作業など。活動は主に月木金の9:00~17:30。週1日や1時間からでも大丈夫です。まずはお気軽にご連絡ください。

フードボックスや募金箱設置

店頭や社内、施設等で食品の寄付を受け付ける「フードボックス」と募金箱の設置箇所を募集しています。食のセーフティーネットと食品ロスの削減に向けて、ご協力をお願いします。詳細はお問い合わせください。

ご協力・ご支援のお振込先

金融機関:ゆうちょ銀行
口座名義:フードバンクセンダイ

ゆうちょ銀行からの振込

記号:18160
番号:44552391

その他の銀行からの振込

店番:818
口座番号(普通):4455239

※振込手数料はご負担をお願いいたします。

クラウドファンディング

フードバンク仙台では、現在クラウドファンディングを開始しています。

名称:「新型コロナウイルスで困窮した世帯を「食」で応援しよう!」
期間:2020年7月25日(土)~2020年8月29日(土)
媒体:まちくる仙台様の「まちくるファンド仙台」にて実施

内容:
新型コロナウィルスの感染拡大にて、多くの人たちが生活に影響を受けています。職場が休業になる、職場を解雇される、といった労働者やその家族、仕事が激減してしまったフリーランスや業務委託の人たち、働いて生計を立てていたが収入の当てがなくなった外国人留学生や外国人労働者。このような人たちは収入に影響を受け困窮しています。そのような状況を「食」から支えるプロジェクトを開始します。収入減・失業による困窮を少しでも緩和し、「食」を安定させることを通じて、健康状態の悪化を避け、困窮状態の改善への一歩を踏み出しやすくすることをお手伝いしたいと思います。
目標金額:500,000円
主催:フードバンク仙台

→詳細はこちらをご覧ください(まちくるファンド仙台)

お問い合わせ先

活動についてや支援の申請など、詳細についてのお問い合わせは下記までお願いします。

フードバンク仙台
宮城県仙台市青葉区八幡3丁目5-3
活動日時:9:00~17:30(月・木・金)
TEL:070-8366-3362
MAIL:foodbanksendai@gmail.com
blog:https://blog.canpan.info/foodbanksendai/
facebook:https://www.facebook.com/foodbanksendai/

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