お正月の飾りなどを燃やして新年の幸運を祈る「どんと祭」。
「どんと祭」と呼ぶのは宮城だけみたい?
全国的には「左義長(さぎちょう)」とよばれているようです。あまり聞き覚えがないですよね。
宮城県でも、地域によっては「どんど焼き」・「どんと祭り」と、ちょっと違っていますが、そのなかでも仙台の大崎八幡宮は、どんと祭のなかでも全国有数の規模を誇ることで知られています。
今回は、「2022年 大崎八幡宮のどんと祭」についてご紹介します。
大崎八幡宮のどんと祭とは?
大崎八幡宮で行われる「どんと祭(どんとさい)」は、「松焚祭(まつたきまつり)」といます。
「どんど焼き」「左義長(さぎちょう)」など、地域によって呼称は異なりますが、宮城県では「どんと祭」と呼ばれています。
例年は1月14日の夜、持ち寄られた門松・注連縄・松飾りなどを「忌火」により点火され焚き上げられます。
今年は新型コロナの影響で時間は未定だそうです。
どんと祭は、宮城県内の各地域の神社やお寺の境内などでも行われていますが、大崎八幡宮で行われるどんと祭は、全国でも有数の規模を誇っています。
このお祭りが有名な理由に、「御神火」を目指して片手に鈴を鳴らし、掛け声とともに真冬の仙台を練り歩く「裸参り」があります。
さらし姿で参拝する数千人もの熱気は、仙台の冬の風物詩として全国に知られています。
また、神社の境内や参道には多くの屋台が立ち並び、参詣客で賑わいます。
どんと祭(松焚祭)の歴史
大崎八幡宮で行われるこの風習は、300年以上もの歴史があり、平成17年度(2005年)には仙台市の無形民俗文化財にも指定されました。
どんと祭は、各家で取り外した正月飾りを、そのまま家で焼いたのが原型とされています。
それが防火と社寺繁栄の一策として、現在のように盛大な行事になっていきました。
裸参り
「裸参り」は、仙台藩内に来て日本酒の醸造をしていた南部杜氏が、醸造の安全と吟醸祈願、商売繁盛を祈願するために参拝したのが始まりとされています。
2022年 どんと祭(松焚祭)の日程・開催時間など
今年の大崎八幡宮のどんと祭(松焚祭)は、2022年1月14日(金)に行われます。
当日は密集を避けるため、御神火の点火時間は事前の告知はなしの予定。参拝者が1列に並ぶように誘導路を整備。マスク着用、ソーシャルディスタンスの呼びかけを行います。
裸参りの参加者が口にする神酒用の杯は、今年は素焼きの杯を一人ずつに配り、使用後は持ち帰る、私語を慎むためにくわえる「含み紙」は、多くの参加団体がマスクに切り替える予定とのことです。
大崎八幡宮 どんと祭(2022年) | |
日程 | 2022年1月14日(金) ※毎年同日 |
開催時間 | 1月14日(金)午後1時松焚祭神事斉業 点火式時間未定(混雑状況による) |
料金 | 入場無料 |
住所 | 宮城県仙台市青葉区八幡4-6-1 |
MAP | |
お問合せ | 022-234-3606(大崎八幡宮) |
公式HP | https://www.oosaki-hachiman.or.jp/event/donto.html |
駐車場 | あり(無料・有料あり) |
古神札の燃納について
納める時は、ビニール・不燃部分を外してからご持参。
神事と関わりのない物、個人情報が記載されたものは受付できません。
御神火にはダイオキシン発生の元となる ビニール等は入れないこと
受付可能 | 門松・松飾・神社の授与品等 |
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受付不可 | 人形・ぬいぐるみ・書類・写真・遺影・位牌・鏡餅・ビニール製品等、神事と関わりのないもの |
交通規制について
16:00時~21:00時の間は交通規制があります。
駐車スペースは限りがあるようなので、シャトルバス・市営バス・JR等の利用がおすすめです。
参拝順路図
参拝順路はこちらを見て事前に確認しておきましょう。
アクセスについて
2022年については泉中央および中山方面のシャトルバスは運行しません。ご注意ください。
仙台市営バス【仙台市交通局】
【臨時バス】
行き 仙台駅前28番のりば発
15:00~20:00まで
約7分~10分間隔
帰り 龍宝寺入り口バス停のりば発
16:30~21:00まで
約7分~8分間隔
【路線バス】
行き 仙台駅前 西口バスターミナル
10番のりば 7:00~22:30まで
15番のりば 7:32~22:41まで
約10分~15分間隔
帰り 龍宝寺入り口バス停のりば発
6:11~22:16まで
約5分~10分間隔
※時間については仙台市交通事務局HPよりご確認ください
JR東日本 仙山線
発着の時刻はこちらより検索ください
雨天・雪が降った場合
雨天、雪ともに決行しますので、場合によっては雨具を持って行くのがよいかもしれません。